2013年1月3日木曜日

パッサージュの個性店

11月にパリに行った。
久しぶりのプライベートな旅行だったので、やや寒いもののあてどなくぷらぷらと歩いてきた。

母用に杖を求めてモンマルトルのパッサージュ・ジュフロワJEFFROURに行ってみた。専門店はあったもののハリーポッターに出てきそうな杖は派手すぎて合わず。

ところがこのパッサージュ、その他の店がなかなかよかった。玩具店、額店、ギャラリーなどなど。

とくに胸を打たれたのが写真のギャラリー。好きなものを並べているだけ風なのにぴんとくる〜。

ウィンドウの外から。素敵♡

絵も家具もアクセサリーも並列。理想的。こうでなくっちゃ。ロケーションも傍の目をいっさい無視した場所設定のように見えて好ましい。

とくに華のあるパッサージュではなく一見さびれていそうで、実は充実しているところがパリらしい。家もそう。外から見るとぼろくても中は豪華だったりする。「外なんかどうでも内容が肝心」という考え方はイタリアやフランスになんとなく常識的、潜在的に流れているような気がする。建物は建て替えられないし中身で勝負。わかる人にわかればよい。潔い。

今年はこれ。潔さでいきたい。

忘れられない店なのだが、名前はわかりません。あしからず。