長い期間をかけて準備してきた、鎌倉の大きな洋館を改装したダイニングレストラン「古我邸」。満を持してオープン! お手伝いしたインテリアスタイリング部門では、全体はモダンクラシックに、オブジェや雑貨ではレストランの隠しテーマ「月星夜」をフロ...
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月22日
2015年4月22日水曜日
鎌倉 古我邸
2015年4月16日木曜日
オルランディ
オルランディで(日本勢以外で)印象に残ったのは、ボヘミアンガラスのグラデが美しい花瓶などの作品。百田陶園のS&バーイングスの花瓶にもグラデのがあり、一緒に置いたらどんな感じになるかな、と思う。
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月15日
デバドバ
デパドバ。ざっくり生地のベリーレッドを張ったラッフルズ、アトーロの黒、ベニワレン、サイドテーブルはすっきりとダン。すべて好み。なるほど、ここで壁にザルかー。しかも壁はうす〜いグレージュ。ああああ。(素敵すぎてうなっている)ラッフルズはかれこれ15年くらい好きなソファ。ただし激しく大きい。従って広い家に住まない限り所有は実現しない、私にとっては夢の家具。
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月15日
2015年4月14日火曜日
FLOS
フロス。美術館のような展示をデザインしたのはロン・ジラッド。写真だと単に白い部屋。じつは随所に配ダク的なマグネット式のスポットやラインを配置。凝っている。新作はウルキオラの葉っぱモチーフのモビール的ペンダントランプがなかなか。最も驚きがあ...
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月14日
エウロルーチェ
ニュアンスカラーの壁面多し。先日の青山モルテーニ&Cのウルキオラ作の壁の、精密に選び抜いたと思われるブラウンともグレーともつかない色彩のやさしい印象も同様、色のトレンドはダークパステル。簡単に真似できない、ほんのちょっとだけミルクが入ったグレージュとか。きれい。
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月14日
MAGIS
大理石、真鍮、銅のアクセントがあちこちに。とくにマジスは樹脂を得意とするが、マルセルワンダースはメタル脚、ブルレックは鉄、グルチッチは石、組み合わせではずし技が光る。
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月14日
グラスイタリア
キラ星のスターデザイナー起用のグラスイタリア。リッソーニはここでも、銅のクラフト作品飾りが秀逸。吉岡徳仁さんもモードな美しい展示。もちろん商品の素晴らしさもある。スタルクのカラー収納は入れ子式。古民家に置いてみたい。
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月14日
AGC硝子
主に建材用のガラスのメーカーである、AGC旭硝子の高技術の結晶である板ガラスのアーティスティックな展示。透明なのに、映像を映し、音も共振するインスタレーション。素材はデザインと結びついてはじめて息づく。無機的なビルの一階などを、有機的でしか...
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月13日
2015年4月13日月曜日
リッソーニmoooi
タイの水回りブランドのリッソーニのタイル、不勉強にして未知のブランド、世界で2位のセラミックタイルの生産と資料に。グリットデザインと素敵なカラーリングはリッソーニらしく、やわらかさのある引き算的デザイン。そこに、アンティークやアフリカのウッドをさりげなく合わせ、ニュアンスを与えるも控えめ。上品。アジアの会社の健闘うれし。いいね!
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月13日
COTTO 静かなピアノ曲が知的に流れる。
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月13日
かたや、常にこってりのmoooi。グロテスク手、というヨーロッパ伝統の美のジャンルだね、こりゃ。好き嫌いを越えた超絶飾り。小物が光る。このぐらい思い切ったスタイリングしたら気持ちいいだろうな、、
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月13日
カルテルミュージアム
カルテルミュージアムのプレスツアーに参加。場所はやや郊外の広大な丘陵地。デザインと素材や型などの技術のなみなみならぬ研鑽に、カルテルの覚悟と変わらぬ姿勢を見る。でも、展示はあくまで視覚的に、どことなく愛敬が感じられるところが、このブランドらしい。勉強になる。
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月13日
1950年代 バケツでコンパッソドーロ
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月13日
2013年1月3日木曜日
パッサージュの個性店
久しぶりのプライベートな旅行だったので、やや寒いもののあてどなくぷらぷらと歩いてきた。
母用に杖を求めてモンマルトルのパッサージュ・ジュフロワJEFFROURに行ってみた。専門店はあったもののハリーポッターに出てきそうな杖は派手すぎて合わず。
ところがこのパッサージュ、その他の店がなかなかよかった。玩具店、額店、ギャラリーなどなど。
とくに胸を打たれたのが写真のギャラリー。好きなものを並べているだけ風なのにぴんとくる〜。
ウィンドウの外から。素敵♡ |
とくに華のあるパッサージュではなく一見さびれていそうで、実は充実しているところがパリらしい。家もそう。外から見るとぼろくても中は豪華だったりする。「外なんかどうでも内容が肝心」という考え方はイタリアやフランスになんとなく常識的、潜在的に流れているような気がする。建物は建て替えられないし中身で勝負。わかる人にわかればよい。潔い。
今年はこれ。潔さでいきたい。
忘れられない店なのだが、名前はわかりません。あしからず。
2012年11月7日水曜日
小村雪岱
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『青柳』1924年作品 |
それ以来、小村雪岱はもっとも好きな画家のひとりである。版画作家とか、装幀家、挿絵画家と呼ばれているが、センスの良いイラストレーターのように私には思える。色彩がものすごく良い。
雪岱の絵を見ると大川があったなら、と思わないではいられない。東銀座の金田中や新橋演舞場のあたり、首都高じゃなくて川だったらどんなに素敵だっただろう。夜になると新内流しの舟が。。。。
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『河岸』1942年作品 |
有名なのは泉鏡花の作品の装幀で、12月に坂東玉三郎が演じる『日本橋』は大川(隅田川)岸に並ぶ蔵が江戸気分をくすぐる。初版本が欲しいが高い。
邦枝完二の『おせん』など小説の挿絵も多く手掛けている。完二の娘に生まれ、デザイナーとなったのがクニエダヤスエさんだ。日本で一番センスがいいのもむべなるかな。
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泉鏡花『日本橋』 |
しかしインテリア的には本より額装したい。フレームに入れて飾りたいと、少しずつ版画を買っているが一番欲しい三味線の部屋はいまも手に入っていない。
長唄を30年あまり習ったせいか、それともどこかに江戸の玄人の血がはいっているのか、花柳界に妙に反応するところがある。小説も繰り返して読むのは幸田文の『流れる』。
自分の中に眠っているものがあるのは、不思議なことである。
ホテルニューオータニ美術館で『大正・昭和のグラフィックデザイン 小村雪岱展』開催中。〜11/25
小村雪岱展
2012年9月11日火曜日
間取りって
たとえば。
なぜバスルームは寝室からすぐのところにないのか? ←近い方が良くない?
なぜソファをテレビに向かってしか置けない壁面&窓位置? ←だれも考えてない?
なぜ狭いのにドアばっかりいっぱいあるのか? でもって引き戸でないのか? ←うーむ
なぜ居室からトイレが遠い? ←玄関開けたらすぐトイレ、とか。
なぜ洗濯物を干すのに家を横切らなければならないのか?←動線悪っ
もちろん新しい考えの物件もあるにはある。それにしても昭和の生活に合わせたかの間取りが多すぎやしないか。居住空間によってむやみに暮らしのストレスを増やされているなんて!!
ここで叫んでいても歯がゆいのぅ。
たとえば。
こんな間取りだって、あっていいんだけど。
という台湾の部屋は、壁面が収納にもなっていて、全体は緩やかにつながりながらも、それぞれの部屋は区切られている。正方形を基準としない区切り方も新しい。それだけでなく棚壁面が可動式!部屋の形まで変わる仕掛けになっている。
Resident Tsao apartment with rotating walls by KC Studio - Dezeen
右本棚の裏側にはTVが。本棚を窓の方に動かせば一部屋のリビングダイニングに。 |
ただし料理のにおいが寝室に流れてくるのは気になるから、寝室は閉鎖可能で。
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棚奥のブラックが引き締め効果。TV埋め込みで広さ効果。 |
部屋の仕切りは目線で解決出来ると思う。見渡せなければその部屋は仕切られていると感じるもの。だから必ずしも閉じられた部屋でなくても、ドアがなくても、結界は出来る。
ドアがない分、スペース的にも合理的。空調も、音もone for allで、家電が増えない合理性もあるかもしれない。
花の東京、もう少しセンスのある「お物件」が増えて欲しいなあ。