2015年7月1日水曜日

雑誌LOROに掲載されました!

6/30発売号『LORO』(株式会社ワールドフォトプレス刊)で、
サローネ2015についての対談(p036,037)が掲載されています。
また、同号のホームオフィス特集では、クロジムの取材記事(p066)が!



2015年6月30日火曜日

2015夏の注目アイテム2 TIME&STYLEの迫力キャビネット

ますますスケールアップしていた、6月のインテリアライフスタイル東京。

ビッグサイトでの会期を終えて半月以上、しばらく経ったいま印象を辿ると、TIME&STYLEのキャビネット群が強く思い浮かぶ。

新作として展示されたミュージアムキャビネット、広い面積のブースに大型のキャビネットのみが並ぶ様はとても潔く、スケール感を感じた。 プロダクトとしても、会場でのスタイリングの意味でも一番刺激的、圧倒的な迫力を感じる家具であった。


museums cabinets for private collection 楢、柿渋、黒/ビーズワックス仕上 W2000×D450×H1200 ¥570,000(税別)

キャビネットはフレームの周辺のわずかなカーブや玉縁等、東洋的な意匠が細部に至るまで美しい。木材は国産の楢、樺、山桜、とくに楢材の深みのある黒色がシックで魅力的だ。

 これは、楢材に含まれるタンニンと柿渋を鉄分と反応させて自然な黒色に変化するという作用で作り出された色だという。自然素材のみから出来上がる素晴らしい仕上げである。

非常に趣味的な飾り。スルドイ、センス!





 ケースには何を飾るか、がセンスの見せ所。それがまた、心憎し! だって毛糸人形ずらり、だもの。マリがずらり、だもの。。さらに、まるで自分の本棚をのぞいているかと思わずびっくり、趣味の合う本がぎっしりと入ったキャビネットも。

スタイリングも抜群の建築デザイナー、ピエロ・リッソーニさんにお見せしたい!と思わずうなる。

新作のテーブルウェアコレクションの数々が並ぶ一棹もあった。新作のなかでも際立って美しかったのは、入れ子の6個のボックスとお盆にもなるフタ。静かに整った表情で和の洗練をまとっている。

キャビネットは樺/ビーズワッックス仕上 W1000×D450×H1700 ¥410,000(税別)。ボックスはIRECO-BAKOウォールナット、ホワイトオーク、楢。6個1セット¥75,000〜。HAKO-ZEN¥14,000

箱膳もあり、朝食用の器を入れて毎日使いたいと、ものすごく思う。日によって光がきれいな場所だったり、風が通る場所だったり、飲み物と簡単な料理を入れて家のあちこちに運んで食べたい。

五葉松の巨大盆栽が鎮座まします。




問い合わせ:TIME & STYLE
http://timeandstyle.com

2015年6月18日木曜日

2015夏の注目アイテム1 スウェーデンから大胆発想の家具パーツ。

インテリア関係は6月が新商品発表会や展示会のシーズン。 今年もいろいろと登場。
なかでもとくに気になったものをご紹介します。

まず、スウェーデンのSUPERFRONT。

サイドボードやキッチンなど箱もの家具なのだが、家具の躯体自体はおなじみIKEAのPaxワードローブ、Bestaサイドボード、Factumキッチンを使用。 付属のドア、ハンドル、脚部は捨て置いて、スーパーフロントのパーツに付け替えるとあら不思議、素敵な家具になるという、ある意味、革命的ともいえる刺激的な商品なのだ。

丁寧に家具を製作している日本の家具会社のモノ作りとは真逆の着せ替えシリーズだが、デザインのよさが魅力的。
北欧らしい合理的なインテリアの考え方を感じる。

 カラーもかなり今年色。トレンドのダークパステルにコッパーとくれば、これは欲しい。


取扱店:SCANDINAVIAN MODERN
www.ScandinavianModern.jp



ドアHARLEQUINカラーThunder grey、IKEA Besta

ドアW600×H640mm42,200円〜、W600×H1280mm53,400円(税別)
ハンドル4,500円〜
ドアBLOCKS カラーAerugo green、IKEAキャビネットBesta

2015年4月22日水曜日

鎌倉 古我邸

長い期間をかけて準備してきた、鎌倉の大きな洋館を改装したダイニングレストラン「古我邸」。満を持してオープン! お手伝いしたインテリアスタイリング部門では、全体はモダンクラシックに、オブジェや雑貨ではレストランの隠しテーマ「月星夜」をフロ...

Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月22日

2015年4月16日木曜日

オルランディ

オルランディで(日本勢以外で)印象に残ったのは、ボヘミアンガラスのグラデが美しい花瓶などの作品。百田陶園のS&バーイングスの花瓶にもグラデのがあり、一緒に置いたらどんな感じになるかな、と思う。

Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月15日

デバドバ

デパドバ。ざっくり生地のベリーレッドを張ったラッフルズ、アトーロの黒、ベニワレン、サイドテーブルはすっきりとダン。すべて好み。なるほど、ここで壁にザルかー。しかも壁はうす〜いグレージュ。ああああ。(素敵すぎてうなっている)ラッフルズはかれこれ15年くらい好きなソファ。ただし激しく大きい。従って広い家に住まない限り所有は実現しない、私にとっては夢の家具。

Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月15日

2015年4月14日火曜日

FLOS

フロス。美術館のような展示をデザインしたのはロン・ジラッド。写真だと単に白い部屋。じつは随所に配ダク的なマグネット式のスポットやラインを配置。凝っている。新作はウルキオラの葉っぱモチーフのモビール的ペンダントランプがなかなか。最も驚きがあ...

Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月14日

エウロルーチェ

ニュアンスカラーの壁面多し。先日の青山モルテーニ&Cのウルキオラ作の壁の、精密に選び抜いたと思われるブラウンともグレーともつかない色彩のやさしい印象も同様、色のトレンドはダークパステル。簡単に真似できない、ほんのちょっとだけミルクが入ったグレージュとか。きれい。

Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月14日

Vitra

ヴィトラはブルレックの椅子に注目。革張りがよろし。大理石天板と合わせるよろし。

Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月14日

MAGIS

大理石、真鍮、銅のアクセントがあちこちに。とくにマジスは樹脂を得意とするが、マルセルワンダースはメタル脚、ブルレックは鉄、グルチッチは石、組み合わせではずし技が光る。

Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月14日

グラスイタリア

キラ星のスターデザイナー起用のグラスイタリア。リッソーニはここでも、銅のクラフト作品飾りが秀逸。吉岡徳仁さんもモードな美しい展示。もちろん商品の素晴らしさもある。スタルクのカラー収納は入れ子式。古民家に置いてみたい。

Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月14日

AGC硝子

主に建材用のガラスのメーカーである、AGC旭硝子の高技術の結晶である板ガラスのアーティスティックな展示。透明なのに、映像を映し、音も共振するインスタレーション。素材はデザインと結びついてはじめて息づく。無機的なビルの一階などを、有機的でしか...

Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月13日

2015年4月13日月曜日

リッソーニmoooi

タイの水回りブランドのリッソーニのタイル、不勉強にして未知のブランド、世界で2位のセラミックタイルの生産と資料に。グリットデザインと素敵なカラーリングはリッソーニらしく、やわらかさのある引き算的デザイン。そこに、アンティークやアフリカのウッドをさりげなく合わせ、ニュアンスを与えるも控えめ。上品。アジアの会社の健闘うれし。いいね!

Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月13日

COTTO 静かなピアノ曲が知的に流れる。
Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月13日

かたや、常にこってりのmoooi。グロテスク手、というヨーロッパ伝統の美のジャンルだね、こりゃ。好き嫌いを越えた超絶飾り。小物が光る。このぐらい思い切ったスタイリングしたら気持ちいいだろうな、、

Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月13日

カルテルミュージアム

カルテルミュージアムのプレスツアーに参加。場所はやや郊外の広大な丘陵地。デザインと素材や型などの技術のなみなみならぬ研鑽に、カルテルの覚悟と変わらぬ姿勢を見る。でも、展示はあくまで視覚的に、どことなく愛敬が感じられるところが、このブランドらしい。勉強になる。

Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月13日

1950年代 バケツでコンパッソドーロ

Posted by 黒田 美津子 on 2015年4月13日