ビッグサイトでの会期を終えて半月以上、しばらく経ったいま印象を辿ると、TIME&STYLEのキャビネット群が強く思い浮かぶ。
新作として展示されたミュージアムキャビネット、広い面積のブースに大型のキャビネットのみが並ぶ様はとても潔く、スケール感を感じた。 プロダクトとしても、会場でのスタイリングの意味でも一番刺激的、圧倒的な迫力を感じる家具であった。
museums cabinets for private collection 楢、柿渋、黒/ビーズワックス仕上 W2000×D450×H1200 ¥570,000(税別) |
これは、楢材に含まれるタンニンと柿渋を鉄分と反応させて自然な黒色に変化するという作用で作り出された色だという。自然素材のみから出来上がる素晴らしい仕上げである。
非常に趣味的な飾り。スルドイ、センス! |
ケースには何を飾るか、がセンスの見せ所。それがまた、心憎し! だって毛糸人形ずらり、だもの。マリがずらり、だもの。。さらに、まるで自分の本棚をのぞいているかと思わずびっくり、趣味の合う本がぎっしりと入ったキャビネットも。
スタイリングも抜群の建築デザイナー、ピエロ・リッソーニさんにお見せしたい!と思わずうなる。
新作のテーブルウェアコレクションの数々が並ぶ一棹もあった。新作のなかでも際立って美しかったのは、入れ子の6個のボックスとお盆にもなるフタ。静かに整った表情で和の洗練をまとっている。
キャビネットは樺/ビーズワッックス仕上 W1000×D450×H1700 ¥410,000(税別)。ボックスはIRECO-BAKOウォールナット、ホワイトオーク、楢。6個1セット¥75,000〜。HAKO-ZEN¥14,000 |
箱膳もあり、朝食用の器を入れて毎日使いたいと、ものすごく思う。日によって光がきれいな場所だったり、風が通る場所だったり、飲み物と簡単な料理を入れて家のあちこちに運んで食べたい。
五葉松の巨大盆栽が鎮座まします。 |
問い合わせ:TIME & STYLE
http://timeandstyle.com