2012年8月31日金曜日

古い家〈音羽〉

木陰にたたずむ古い家。

信号待ちの折にふと見つけると、小説を読むように想像が広がる。

たとえば音羽の護国寺のそば。

残念、全体にやや風情にとぼしいが、裏の大樹が良い。

池波正太郎の仇討ちものに現れる街道沿いの小さな料理やの「小柳の上がりマチには目つきの鋭い男がひとり、昼日中さっきからずっとうつむき加減で呑んでいる、、、」などと頭に浮かぶ。

町をドライブしながら仮寓のお話を読む。
古い家は楽しい。

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